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施工技術の開発

名古屋上下水道総合サービス(NAWS)では、水道取付管の施工技術の開発を行っています。

エコパイプロール工法の開発・施工

エコパイプロール工法(Ecologic Pipe Roll工法)とは

古い水道用のポリエチレン管内に、ロックスプリングがついたワイヤーを挿入し、専用の引抜機で引っ張ることによって、古い管を引き抜くと同時に新しい管に置きかえる非開削工法です。
環境の保全と工事コストの削減をめざして、名古屋市上下水道局と名古屋上下水道総合サービス株式会社が共同開発し、特許を取得しました。

施工手順

  • 本管側の道路、宅地側の道路、水道メータまわりの3か所を掘削します。
  • 管を切断し、工業用内視鏡等で内部を調査して工事に支障がないかを確認します。
  • 水道メータまわりの掘削穴から宅地側の道路上の掘削穴の間の古い管を引き抜きます。
  • 新しい管に推進ヘッドを取り付けて、水道メータまわりの掘削穴から宅地側の道路上の掘削穴に通します。
  • 古い管にロックスプリング付ワイヤーを通して、ケーブルクリッパーを取り付けます。
  • 推進ヘッドにワイヤーを接続します。
  • 引抜機で、古いポリエチレン管を引き抜きながら新しい管を引き込みます。
  • 新しい管と水道の本管を接続し、掘削穴を埋め戻します。
宅地内を深く掘ることができれば、水道メータまわりの掘削穴と本管側道路上の掘削穴の2か所の掘削でも施工できます。

作業の様子
1.引抜機を設置します
2.引抜機を稼働させます
3.古い管を巻き取ると同時に、
 新しい管を引き込みます

効果

① 環境の保全に貢献します。
産業廃棄物(アスファルトガラ・コンクリートガラ)の発生抑制 33%削減※1
建設発生土の発生抑制34%削減※1
埋戻材・路面復旧用資材(アスファルト合材、コンクリート、土砂)の削減
土や資材の運搬にかかる燃料の削減
② 工事にかかるコストを削減できます。
工事後に道路を本舗装するための費用57%削減※1
開削工法施工後のイメージ
エコパイプロール工法施工後のイメージ
③ 工事中、周辺のお客さまへのご負担を軽減します。
騒音・振動・排出ガスの発生を抑制(掘削時間26%短縮※2
仮舗装時や本舗装後の段差の発生による振動の抑制
④ 工事中、現場を通行しやすくなります。
道路の両端を掘るだけで工事ができます。従来の開削工法より狭い区域で作業できるため、人や車が通行する幅を広くとれます。
⑤ 下水道やガスなどのライフラインを傷つけません。
古い管を引き抜いたあとの穴を数ミリ拡大するだけの工法です。下水道やガス、電気などのライフラインを傷つけることがありません。

※1 名古屋市内の6mの生活道路での試算です。
※2 平成22年度施工実績から算出したものです。

適用範囲

適用口径    13~25mm(軟質ポリエチレン管専用)
最大引抜延長  10m    (フィールドテスト実績)

特徴

① ロック・スプリング機構

古い管とこれを引き抜くためのワイヤーが一体化するように開発したポリエチレン管専用のロック・スプリングです。ワイヤー挿入時には伸びてスムーズに管に挿入され、引き抜く際には、管にしっかりとくい込みます。

ワイヤー挿入時
ポリエチレン管引抜時
② 推進ヘッド

古い管を撤去した穴を拡大するため、新しい管の先端に取り付ける専用の推進ヘッドです。新しい管を傷つけないようにするため、外径を管よりも数ミリ太くしました。また、安定した推進ができるように、先端の角度を調整しました。さらに、管が離脱しないようにねじ込み接続を採用しました。

③ スイング機構

古い管を巻き取る際に、乱巻きにならないよう、本体が自動的に左右にスライドし、効率よく、かつ整然と巻きとれるようにしました。

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