名古屋上下水道総合サービス(NAWS)では、水道取付管の施工技術の開発を行っています。
古い水道用のポリエチレン管内に、ロックスプリングがついたワイヤーを挿入し、専用の引抜機で引っ張ることによって、古い管を引き抜くと同時に新しい管に置きかえる非開削工法です。
環境の保全と工事コストの削減をめざして、名古屋市上下水道局と名古屋上下水道総合サービス株式会社が共同開発し、特許を取得しました。
※1 名古屋市内の6mの生活道路での試算です。
※2 平成22年度施工実績から算出したものです。
適用口径 13~25mm(軟質ポリエチレン管専用)
最大引抜延長 10m (フィールドテスト実績)
古い管とこれを引き抜くためのワイヤーが一体化するように開発したポリエチレン管専用のロック・スプリングです。ワイヤー挿入時には伸びてスムーズに管に挿入され、引き抜く際には、管にしっかりとくい込みます。
古い管を撤去した穴を拡大するため、新しい管の先端に取り付ける専用の推進ヘッドです。新しい管を傷つけないようにするため、外径を管よりも数ミリ太くしました。また、安定した推進ができるように、先端の角度を調整しました。さらに、管が離脱しないようにねじ込み接続を採用しました。
古い管を巻き取る際に、乱巻きにならないよう、本体が自動的に左右にスライドし、効率よく、かつ整然と巻きとれるようにしました。