上下水道取付管工事が主な仕事です。この仕事は、名古屋市上下水道局の給水区域内でお客さまが新たな家を建築したり建て直しをする場合などに、道路に埋まっている水道・下水道の本管とそれぞれの家の給水管・排水管を繋ぐ工事です。
道路を掘削して上下水道それぞれの本管から専用の工具や器具を使用して分岐を行い、専用の給水工事材料と排水工事材料を使って屋内側(お客さま)の給水管と排水管へ接続しています。
それぞれの配管作業が終了した後は、決められた手順で道路の埋戻しを行い、人や車が通行できるように道路を仮復旧しています。
朝出勤後は当日の準備作業を行います。
・当日の現場の地図を確認。(実際には前日にやりますが当日も再度確認)
・使用する器具や材料の確認と積込作業。(使用する器具や配管材料と道路の埋戻しに使う改良土や砕石など。改良土や砕石はホイールローダーを使ってダンプに積込します。)
・現場へ持っていくお茶やその他の飲み物などの準備。
・準備が終わったら現場に向かってダンプでGO‼
・事故の無いように安全運転で向かいます。
現場についたら
・道路で工事を行うので、歩行者や通行車両・自分たちの安全を確保するために、A型バリケードやセーフティーコーンを使って作業エリアを囲います。
・もちろん各種工事標識なども掲示して安全に工事が行えるようにします。
・基本的に掘削用機械(パワーショベル)を使って道路を掘削してダンプに積込しますが、道路幅が極端に狭かったりして掘削用機械が使えないときは、スコップを使って人力で掘削します。(この時は結構きついです。)
・配管ができる状態まで掘削が終わったら、水道・下水道の本管から専用の工具や器具を使用して分岐作業を行います。
・屋内側の給水管・排水管との接続を専用の材料を使用して行います。
・配管作業が終了したら道路の埋戻しを行います。
・現場を綺麗に清掃したら次の現場に向かってダンプでGO‼
・すべての作業は決められた手順を守って確実に行っています。また、決められた工程で写真撮影を行っています。
会社に戻ったら
・余った材料などを倉庫に返し、汚れた工具などの清掃、お茶の容器などを洗ったり後片付けをして、翌日の業務に影響が出ないようにします。
・翌日の工事の内容や場所を確認して、特別に必要な工具や材料があれば係の人に連絡して準備しておきます。
・退社時間になったら自宅へ帰ります。帰る前にお風呂に入ったり、作業着を洗濯機で洗ったりできます。物干し場もちゃんとあります。
実際には埋め戻してしまって見えなくなってしまうのですが、無駄なくきれいな配管ができた時に手応えを感じます。あとは早く安全に正確な作業をすることを心掛けています。
人が生活するために絶対必要な水道水を綺麗なまま安全にお客さまにお届けすることと、生活で発生する汚水を衛生的に処理するために確実に下水道本管へ流すこと、そのために必要な工事に携わっていることがやりがいになっています。
仕事で分からないことや困ったことが起きた時、先輩に聞けば必ず分かるまで教えてくれますし、共同で作業することが多いので、いつの間にか仕事を覚えていたみたいな感じです。
もちろん口の悪い人もいますが(笑)仕事はしっかり教えてくれます。(悪気はないのですよね。)
現場作業では夏は猛烈に暑かったり、冬はとっても寒かったりしますけど、絶対に無理はさせないように気を配ってくれています。
それと夏期休暇や有給休暇などのお休みも計画的に取得できますし、資格等取得制度があるので業務に必要な資格はもちろん、会社が認めている資格なら申請して取得することができます。自分自身のスキルアップに活用することができます。